難病や障がいをお持ちの方とその家族に対し、音声で操作できるスマートスピーカーや、スマホで家電を操作できるスマートリモコンなどのスマートホーム機器を一定期間貸し出し、導入まで無料でサポートします。
この支援は、難病や障がいをお持ちの方とその家族を対象としています。
その中でも特に、以下のような方におすすめです。
身体的な負担を減らしながら、快適な暮らしを目指している方
ボタン操作や家電のスイッチの切り替えが多くて大変、あるいは体の負担をできるだけ減らしたいと感じている方には、スマートホーム機器の活用がおすすめです。
音声アシスタントやスマホアプリを使って家電をコントロールできるようにすれば、わざわざ移動することなく照明やテレビを操作したり、エアコンの設定を変えたりできるので、日常の手間が減り、暮らし全体がより快適になります。
離れて暮らす家族が心配な方
「もし何かあったらどうしよう」と気になっている方も、スマートホーム環境が整っていれば、必要なタイミングでビデオ通話をしたり、リマインダーや通知機能でお互いの状況を共有したりすることが可能です。
たとえば、スケジュールや薬の時間を設定しておけば、遠方からでもスマホを通じて確認やサポートができます。お互いの負担を軽減しながら、安心して日々を過ごせる環境づくりを実現できるのです。
スマートホーム機器を活用することで、これまでできていたことや、やりたかったことを続けられる可能性が広がります。
病気の進行があっても、ご本人の意向を尊重しながら適切なサポート環境を整えることで、安心感や生きがいを持ち続けることができます。それは、ご本人だけでなく、ご家族や支援者にとっても心強い支えとなります。
また、ALSなどの難病をお持ちの方は病気の進行に伴い、高機能な専門機器が必要になることがあります。しかし、機器自体に慣れていないと、移行時の負担が大きくなります。
そのため、比較的症状が安定している早い段階から機器に触れ、使いこなす経験を積んでおくことが重要です。これにより、将来的な身体機能の変化にもスムーズに対応しやすくなり、移行時の心理的な負担を軽減できる可能性があります。
既存の支援制度ではカバーしきれない領域にも対応し、誰もがICTの恩恵を受けられるようサポートします。
「操作が難しそう」「設定が大変そう」という不安から、多くの方がICT機器の活用を諦めています。特に、病気の影響で新しいことに挑戦する負担が大きい場合、導入時の費用負担がさらに障壁となる可能性があります。
費用がかかることで「使いこなせなかったらどうしよう」「無駄になったら困る」といった不安が強まり、支援を受けること自体をためらってしまう方も少なくありません。
そのため、導入サポートを無料にすることで、安心して一歩を踏み出せる環境を提供します。
※ なお、機器自体の購入費用はご利用者さまの負担となります。
ICT機器は、病気の進行に伴い生活を支える重要なツールとなります。しかし、経済的な理由でサポートを受けられない方がいると、本来ICTを活用すれば生活の質(QOL)が向上するはずの人々が、支援から取り残されてしまいます。
私たちは、支援の有無が経済状況によって左右されるべきではないと考え、すべての方が平等にサポートを受けられるよう、支援の費用を無料としています。
適切なタイミングでICT機器を導入し、活用できる環境を整えることで、病気の進行による生活の困難を軽減できます。
たとえば、音声操作や遠隔支援が可能になれば、日常的な介助の負担が減り、ご本人やご家族の精神的・経済的な負担も軽減されます。
結果的に、公的・私的な支援コストの削減にもつながるため、長期的な社会的メリットを考えても、導入支援を無料で提供することが合理的であると考えています。
この支援は、以下のような仕組みを活用することで、ご利用者さまに金銭的な負担をかけることなく、無料で提供することが可能となっています。
この活動にご協力いただいている企業・団体・自治体・個人の皆さま、本当にありがとうございます。
助成金 | 自治体や各種財団からの助成を活用 |
寄付金 | 個人からの支援を受けて運営 |
訪問ボランティアの年会費 | 支援活動を支えるボランティア会員制度 |
支援パートナーからの協賛金 | 企業・団体さまからの協賛による資金援助 |
講演・セミナーのご依頼 | 企業・団体・自治体さまからのセミナー依頼を通じた運営資金の確保 |
この支援はスマートホーム機器を取り扱う点や、オンラインでの対応が基本になることから、支援を受けるには以下の条件が必須となります。
- スマートフォン(iPhone/Android)を持っていること
- LINEをインストールしていること
- 自宅にWi−Fi環境があること
ご依頼・ご相談
オンラインにて支援の説明
オンライン(LINEのビデオ通話)にて、支援についてご説明させていただきます。
機器の貸出に関する契約書の締結や、オンラインサポートの日程調整などを行います。
その後、設定済みの貸出機器をご自宅に送付いたします。
約2〜3週間の試用
オンラインサポート当日に、「貸出機器の設定」と「使い方のレクチャー」を、LINEのビデオ通話で繋ぎながら、実施します。
貸出機器はそこから約2〜3週間ほどご利用いただけます。
貸出機器を着払いにて返却いただき、支援終了となります。
引き続きご利用になりたい場合は、Amazonなどのオンラインショッピングサイトにて、新品の機器をご購入いただく流れになります。
機器の購入から設置まで、こちらも無料でオンラインにて支援させていただきます。
ご依頼・ご相談は、以下のメールフォームまたは公式LINE、お電話(070-8963-2493)のいずれかよりお願いいたします。